社員インタビュー写真

調達を経験して営業に戻ってきたら、
より一歩踏み込んだ交渉ができるようになった

営業部
営業1G
2010年入社

経済学部経済学科卒。出身地に拠点があったことから津田工業を知り、風通しの良い社風に惹かれて入社を決める。調達部を経て、古巣の営業部へ異動。3人の子の父親となり、しっかりと産休が取れる職場環境にとても満足している。

全体を理解した仕事ができるようになると、仕事がどんどん面白くなってくる。

入社して最初の配属先が営業部で、その時は鋳鍛・プレス部品の営業を4年間担当しました。仕事の内容はとても幅広くて、拡販業務として、既存顧客に対する自社製品のPR、新規車両の開発情報などの得意先情報収集、新規車両のコンペ対応と市場価格調査。得意先との窓口業務として、様々な依頼事項に対する社内展開と意見の取りまとめ・調整などの業務を担当しています。もちろん、これらの仕事をこなしていくためにはたくさんの知識やノウハウが必要となりますが、これだけは経験を積み重ねて覚えていくしかありません。

見積もり作成にしても製品の種類が多くて、その度に上司や先輩社員に相談したりアドバイスをもらったり、助けを借りずに一人で作成できるようになるまで、私の場合は3年くらいかかりました。とにかく知りたいことやお願い事があれば、事務系以外の技術系の部署や工場へも直接出向いて、訊いてまわったり、動いてもらったり、そうやって段々と全体のつながりを意識した仕事ができるようになっていきました。そうなると調整ごともうまくいくようになるので、営業という仕事がどんどん面白くなりました。

新たな部署での経験が、
営業としてのさらなる成長を促す

どうにか一人前の営業になってきたところで、今度は調達部へ異動しました。担当したのは鋳鍛・プレス部品の加工を外製化する業務です。この業務について少し説明しますと、例えば得意先の新型車が予想以上にヒットしたような場合、私たちの納めている部品も急遽、増産する必要が出てきます。ただし、自社の工場のキャパシティは決まっていますから、そのような急な増産要請に対応するには他社でも加工できる部品は外製化し、空いた自社のスペースに増産ラインを確保する。その外製化の、差し迫った期限内に仕入先の技術やコストを見極めたり、どうすれば設備を移管せずに仕入先のラインを使って自社で内製するのと同じ部品ができるか、そういったことを考えながら仕入先の選定・交渉・移管手続きを実行し、自社の生産キャパシティをコントロールしていきます。

津田工業ではこのように、入社してから3、4年で若手社員同士が入れ替わるような形で異動を経験するケースがあるのですが、そうやって自分の周囲の仕事を理解することは、次のステップへと成長するための大きな手助けとなっています。私の場合は、営業部から調達部への異動でしたが、それによって売り手だけではなく、買い手側の考え方も身に着けることができた。現在は再び、営業部へ戻って完成車メーカー向けのシフトレバーを担当していますが、調達部での経験によってお客様の要望や意図をより深く理解することができるようになり、以前よりも一歩踏み込んだ提案や交渉事ができるようになりました。就活生の皆さんにはぜひ、津田工業の働きやすさや安定性、それに技術力といったことに加えて、このような人財育成のための仕組みにも注意を向けてもらえればと思います。