社員インタビュー写真

言語や文化に違いがあるからこそ、
納得してもらって進めていくことが大切です

生産管理部
プロジェクト管理室
2016年入社

人文社会学部国際文化学科卒。学生時代は自分の経験をもとに、高校生の留学支援のボランティアに取り組む。津田工業へはフットワークの軽そうなイメージに魅力を感じて入社。生産管理部では、語学力を活かして海外拠点の新規品生産のフォロー業務に従事。趣味は海外旅行。

やりがいを感じるのは、
工場の生産が計画通りに進んだとき

生産管理部のミッションは、国内外で生産される全部品のスケジュールを管理して、遅れや不足が発生しないように調整することです。私はその生産管理部で北米やタイ、インドネシアといった海外の工場を担当して、スムースな新規品の生産に必要なサポートをしています。新規品というのは何年か先に発売される新型車用の部品のことで、試作段階だとか量産確認用に組み立てられる車両向けといったように、販売用の生産がスタートする以前から開発のステップに合わせて必要となる部品が用意されていきます。正式販売前の車両なのでいろいろと手探りで進める部分も出てきますから、その都度、製造や調達といった関係部署の皆と話し合いを持ちながら仕事を進めます。

現地とのやり取りはメールが基本で、いずれの国でも英語を使います。事前準備までは日本で行い、そこから先は生産も含めて海外の工場で行うということが多いので、生産設備の準備はもちろんのこと、納品時の梱包の仕方や現地の受け入れ準備がきちんと進んでいるかなど、細かなチェック項目に従って確認し、必要な場合には電話で具体的な作業指示を出したりもします。
同じ指示でも相手の文化や現地特有の事情を考慮したうえで、なんでこれをしなくてはいけないのか、これをすればどんなメリットがあるのか、生産効率が上がるとか管理が簡単になるとか、一つひとつを丁寧に説明して、相手に納得してもらって進めていくことが大切です。メールの文面だけでは伝わりにくい内容があったりしてコミュニケーションでは苦労することもありますが、やはり海を隔てた海外の工場で、計画通りに部品が生産されることにはやりがいを感じます。

ものづくりに縁の薄かった新入社員も、
ようやく自分なりの考えを持てるようなってきた

製品や加工方法によって生産にかかる時間がまったく異なってくるので、生産スケジュールを管理するためには知らなければいけないことがたくさんあります。特に私の場合は、入社する前から自動車業界に興味があったというわけではないので、専門用語はもちろん、製品名についても最初はまるで分からないことばかりでした。知らないことが出てくると、できるだけ現場へ行って生産ラインを見せてもらって、現地現物で確認することを心掛けてきました。実際に見てみないと分からないこと、気づけないことがありますから、今でも「ちゃんと自分の目で見る」ことは習慣化して実行しています。

津田工業では部署の隔てなく皆が親切で、頼りになる人がまわりに多いことも、私のようにものづくりに縁の薄かった新入社員にとっては頼もしい存在でした。配属された直後は生産管理についてまったく分からなかった私が、最近では仕事を円滑に進めていくための自分なりの考えを持てるようになりました。この会社には性別に関係なく、平等に仕事のチャンスがあって成長できる機会があります。自動車業界に興味のなかった就活中の学生さんにも、ぜひ興味をもっていただけたらと思います。