Quality Management

不良品発生を未然に防ぐ、全員参加の品質管理体制

津田工業では、ものづくりに関係する全員が参加し、良品100パーセントの供給を目指す品質保証活動を推進しています。2000年代初頭にそれまで本社内に置かれていた品質管理部門をより生産現場に近い各工場内へ移設することで、技術開発から製造までの一貫した品質管理体制が本格的にスタートしました。

  • 設計段階における品質管理

    製品機能を重視した設計は使用するネジ1つにまで及び、徹底した設計検証でお客様に安心して使っていただける製品の開発に努めています。そのため、開発段階での未然防止手法としてトヨタグループ内で広く活用されているDRBFM(Design Review Based on Failure Mode)を導入。既に複数名がDRBFMエキスパートを取得し活躍しています。また、本社テクニカルセンター内には、耐久試験場・強度試験場・環境試験場・電子部品試験室など充実した設備を完備。製品の開発段階から厳しい試験を繰り返し、高機能・高品質を追求しています

  • 生産準備における品質管理

    製品ごとに最重要機能や寸法を明確にし、重点管理を実施しています。最適な工法や検査方法を見出すことで品質保証を確保し、良品のみを生産する生産ラインを構築します。CAE解析による金型の最適化や、人による目視(官能)検査を画像処理装置により自動(定量値)検査化するなど、品質向上への取り組みを進めています。

  • 製造工程に置ける品質管理

    実際の製造作業を担う技能員が製品の機能を理解することは真剣な作業につながり、品質維持に大きく貢献すると考えています。そのため、機能説明図をユニット技術部やシフトレバー技術部で作成し、場合によっては組付けたユニットのカットモデルも用意。各部品がどこで、どのように使用されているか、具体的に目で見て理解できるような教育を行っています。製造現場の日常管理においても、人員配置や設備の状態など、通常とは異なる変化点にトラブルが発生することから、日々の変化に対する管理を徹底しています。人・設備・材料・方法に層別した変化を「変化点管理ボード」で一元管理し、品質部門との綿密な連携で継続的な改善を進めています。また、加工設備のメンテナンスは予兆管理することで未然にトラブルを回避しています。

◉品質方針

◉受賞履歴

社員一丸となって品質を最優先に考え、徹底した品質管理の実現に取り組んでいる姿勢はお客様から高い評価をいただいております。

2008年 トヨタ品質管理優秀賞を受賞
2018年 日野自動車品質管理優秀賞を受賞(10回10年以上)